【私の体験談 】
ウォーキングレッスンをさせていただく動機として、私が体験してきた事を少しお話したいと思います。
現在インターナショナルダンス(=社交ダンス)の教師でもある私は、20代はダンスを趣味としてたしなみつつ、財閥系企業に勤めておりました。
ある日、訪問された役員の方に、「きみ、姿勢がいいね」と、お声をかけていただくと、その後の人事異動で、国の支社を統括する部門に配属されました。
新部署では専務取締役秘書としての仕事も兼任し外国人の方とも接する機会が増え、とても世界が広がったことを覚えています。
姿勢をきっかけに、自分では思いもよらず人の目に入り、道が開けていったのです。
但し、足裏トラブルに関してはずっと悩んでいました。
私の場合かなり深い魚の目やたこが絶えず、20代関わらず人に見せられない足裏で、
「どうしてハイヒールはこんなにもつらくて疲れるのか、足の魚の目はひどくなるし一生痛いままがまんしないといけない事なの?」
と、半ば諦めてしまっていました。腰痛も相変わらずで、スッキリしない日々が続いておりました。
☆ ☆ ☆
10年間勤めた会社を退社し、その後プロ社交ダンス教師&競技選手として転身いたしました。
思い切って飛び込んだ世界でしたが、光栄にも、一番最初に元世界チャンピオンの英国コーチャーに師事できるチャンスをいただきました。
いざ最初のレッスンを受講した際、私の歩き方を見て驚いた英国コーチャーは、フロアに入ろうとする私を、
「Kazu!Stop!」
と、私を止め、ダンスではなく、何とウォーキングレッスンを始めたのでした。
脚の運びや身体の中のストレッチをすること、足元の使い方、どんな歩き方が身体に影響を及ぼすのか、男性がエスコートしたい(できる)自立した女性としての美しいナチュラルな歩き方について等々・・・・
とにかく言われたことを一生懸命繰り返していると、半年位程たったある日、いつの間にか身体が軽くなっていてスラっと引き上がり、自分の視野と立ち姿が変わった事を実感したのです。
一番驚いた事は、一生消えないだろうと覚悟していた魚の目やたこなどの足裏のトラブルが、たった半年でいつのまにか完全に、すっかり解消されていた事。
この変化は私にとって何よりも驚き感動し、正しい足運びでバランス、ストレッチ、体幹を用い内側を引き上げて作る、身体の本当の意味での美しいラインとは何か、を知るきっかけとなりました。
色々なことが理解できるようになってから、ダンス生はもちろんの事、身近で大切な存在の方への姿勢直しや歩き方のレッスンをしてもらえないかと、ご依頼いただくようになり、現在に至ります。
考えてみると、歩くこと自体が毎日の基本動作なんですよね。
身体の機能を活性化させるため、美しく魅せるため、お仕事で人前に出るときに、信頼していただけるようなナチュラルで美しい姿勢・・・
みなさんのこうしたいをおひとりずつ伺いながら、人生を自分らしく、自信を持って生き生きと過ごしていただけるよう、私にできるお手伝いができればと思っております。
最後までお読み頂きありがとうございました!